2018年08月28日 13時43分
フルカラー転写でオリジナルTシャツを作る
オリジナルTシャツを作るもっとも一般的な方法は、シルクスクリーンプリントです。シルクスクリーンプリントは、版を作る必要はあるものの、大量に同じデザインのTシャツをプリントできること、また、安価であることが魅力です。
シルクスクリーンプリントでは、Tシャツの他にもスエットやキャンバス地のバッグなど、同じ版を使って多くのプリントを行うことができます。本格的に大量生産を行うのであれば、それなりの機材を整える必要はありますが、少量を生産する場合はその限りではありません。Tシャツ用のプリント台とインクベラなどの備品があれば、十分に自宅でプリントすることが可能です。
シルクスクリーンプリントは、プリントのシステム自体がとてもシンプルなので、手軽で楽しいTシャツ作りが可能です。
しかし、色の鮮やかさを考えると、転写やインクジェットによるプリントに分があります。スクリーンプリントでも、インクを混ぜることでさまざまなカラーを表現することはできます。しかし、色の鮮やかさという面では、転写やインクジェットプリントの表現力には、どうしても敵わないところがあります。
フルカラー転写プリントは、専用シートにデザインをプリントアウトした後、Tシャツボディーにその専用シートを圧着し、プリントを転写する方法です。写真の他、オリジナルデザインでももちろん利用可能。多くのプリントショップでは転写プリント用のひな形を用意していて、写真とひな形の組み合わせにより、おもしろいオリジナルデザインを作れるようになっています。
フルカラー転写プリントのメリットとして、
- フルカラーの鮮やかさ
- インクジェットよりも時間がかからない
などが挙げられます。
しかし、フルカラー転写プリントにもデメリットがあります。フルカラー転写プリントでは、専用シートを使ってデザインを転写するため、
- どうしてもデザインのまわりに縁取りがついてしまう
- プリントが分厚くなり、多少ごわつき気味になる
- フルカラープリントであるがために、若干イメージした色と違いが出ることがある
などのデメリットが挙げられます。
フルカラー転写プリント+ひな形でライバルに差をつける
特にクラスTシャツに特化したプリントショップでは、フルカラー転写プリント用に多くのひな形を用意しています。このひな形に用意した写真を組み合わせると、おもしろいデザインが仕上がってくるというわけですね。実際、クラスTシャツの場合、担任の先生をマスコット的にデザインに使うことはよくあります。担任の先生の顔写真を加工して作るクラスTシャツ。クラスが一致団結する「おもしろいTシャツ」「熱いTシャツ」を作って、ライバルたちに差をつけましょう。